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2012/7/4新庁舎設計を考えるワークショップ最終回

コーディネーターの福澤宗道足工大名誉教授
コーディネーターの福澤宗道足工大名誉教授

はやいもので全5回の5回目、最終回に参加して参りました。

 

この日も出席率が良く、欠席者は2,3名でした。

 

 

まずは、これまでのまとめた意見書を岡部市長に今回くじびきで当選?された小暮悦子さん(佐野市市民活動推進委員会)から渡されました。

祝辞を述べる岡部市長
祝辞を述べる岡部市長

岡部市長との懇談会では参加者一人一人感想を述べるとうのが今回のメインテーマとなりました。

それぞれの団体から選出されて来ている方々なので、新庁舎にかける思いもそれぞれの専門性から来る所が多かったように思います。

その中で、各参加者の感想として主な所を列記しておきますとー

 

・50年後を見据えた建築にして欲しい

・建設的な意見がなかなか言えなくて、自分として残念

・ワークショップそのものが初めて、楽しい庁舎にして欲しい

・ワークショップで障害を持つ人や高齢者に対して優しい意見がたくさん聞けたのでとても嬉しかった

・高齢者に優しく、元気が出る市庁舎にして欲しい

・ハードだけでなくソフト面もしっかり充実させて欲しい

・時間の無駄だった

・今回の意見をしっかり反映して欲しい

・新市庁舎がまちづくりの「核」となって欲しい

・佐野の歴史が勉強できた

・もっと、多い回数をやりたかった。色んな人の意見をもっと聞きたい

・欲しいものと必要なものの区別が必要

・ワクワクする街へ。現在1,200万と言われている観光客を更に増やすように

・こども・孫に自慢できる庁舎に

・各団体の寄付によるベンチやその他に甘えず、アートなものをしっかりつくって欲しい

・足利や小山の方がいいなと思っていたが、今回参加して佐野の方が良いと思えた

・完成した後もしっかり見守って行きたい

・ワークショップが無駄にならないように実現して欲しい

・コミュニティーつくりのきっかけになって欲しい

・遊び部分も大事

 

番外編として?最後に僭越ながらわたしの今回出席した総括を。

これは会合では話していませんのであしからず^_^;

 

新庁舎の図面をはじめてみたときに「おおー!」とうなりました。

これはお世辞抜きに素晴らしいと思ったからです。

 

ただ、第1回目の時にわたしは「この68億という予算内に本当にこの建築が出来るのか?積算をやっての設計なのか?」ということを質問させていただきました。

回答は積算をしての提案だということでしたのでホッとしつつ、だが、今でも一抹の疑問は持っています。

 

一応?環境系の代表として行きましたので、その辺の意見を言うのが役目で参加しましたが、

特に素晴らしい設計だと感じたのは、地下駐車場をつくると同時にそこに「免震構造」を施し、更に掘った地中を生かすべく、地中熱の冷暖房利用を考えているところですね。

もう少し言えば、夏場夜間の熱を排熱させる「ナイトパージ」も考え、当然ながら日射遮蔽も考え、中庭を利用しての温度差換気、日射取得等々。

もちろん、屋上には太陽光パネル、屋根緑化と。環境建築のお手本のような設計です。

ここに、都市ガスのコージェネが入れば言うこと無しですね!

 

ここで、エネルギーの大切さは敢えて触れませんが、市庁舎だからこそ、災害時・緊急時に市内一頼れる施設にならなくてはならないのです。エネルギーインフラが破壊されても自家発電で対応出来たり、避難者を莫大に受け入れ、食糧貯蔵もやっておき、兵糧ぜめに耐えうる準備も当然です。

こういった機能が備えられなければ市庁舎をつくる意味は皆無でしょう。

 

さらに、街中活性化としても最大且つ、重要な役割をここが担わなければなりません。

1回ロビー通路を土日解放する案は大賛成です!

南北にここが道になれば、土日は屋内販売やイベント等々に様々利用ができます。

こういう施設を見学する視察者もこの地に多くやってくるでしょう。

活性化のカギは「人」です。この「人」が多く集まらないことには何も始められません。

ある意味”巨大客寄せパンダ”の使命があるんですね。

 

68億の予算でこれら設計がしっかり建築されれば、間違いなく、全国有数の市庁舎になれるでしょうから、視察者は間違いなく増えるでしょう。逆に、どこかのマニフェストのように理想だけズラララと並べて、実現したのが少しというような市庁舎であれば、はっきり言って、街中の活性化は絶望的と言わざるを得ません。

個々の人たちはそれぞれ努力をしているのに、肝心の行政がそんな姿勢ではこの先何をやっても効果が上がらないことばかり、それこそ税金の無駄遣いになってしまうでしょうね。

 

そんな思いから私は終始、この「本当に積算したのか?」にこわだるわけなんです。

 

さて、ここからは脱線するかもしれませんが、街中活性についての個人的な意見を述べさせていただくと。

市庁舎を中心になるべく多くの範囲でクルマ排除をすべきです。

わたしが昨年ドイツへ行ってみてきたものはまさに、カーフリーを見事に成功させて、尚且つ街中を素晴らしく活性化させた成功例だったのです。

詳細はコチラをみていただくとして。

なぜ、街中に人が来ないか?それは街に行こうと思わないからです。

ではなぜ思わないか?それは買うもの(店)がないからです。

いや、あるじゃないか?あっても魅力ある店でなければやはり行きません。

 

この辺の話しはよくある話だと思いますが、ここからがカーフリーの真骨頂です。

つまり、クルマのスピードだとゆっくり街中を歩く時間が出来ない為、ウィンドウショッピングが

出来ないんですね。歩くスピードなら普段見落としていた知らないお店や商品や風景が目に飛び込んできます。当然群集心理で、人が多く歩くようになるだけで”盛り上がり感”が出て、買うつもりの無い、入るつもりの無い店にふらっと入ってしまうものです。

 

皆さんも経験あると思いますが、観光地のお土産集積地を思いだして下さい。

必ず入るし、正直、たいしたものでなくても、何となく買ってしまいますよね。あれこそ、群集心理の極みで、人がそこに少なければ、店にも入りづらいし、購入と言う行為そのものが盛り上がらないのです。

 

諸悪の根源はクルマといっても過言ではありません!

クルマが無いと不便という意見もあります。それは遠くへ行くときに乗れば良い話しで、何も佐野の駅前までがクルマがうじゃうじゃいる必要は全くないのです。昔ながらの駅前の商店街には人と自転車しか入れなかったはずです。

 

もちろん、クルマを完全排除せよと言っているのではなく、遠方から来た人用に、少し離れた所に駐車スペースを設け、そこからは歩いて駅まで行くのか、買い物するのか、食事をするのか。その範囲は必ず徒歩にすれば、間違いなく人はどんどん増えて行きます。

 

新庁舎の南北通路解放はそういう意味からも非常に重要なのです。

市民広場も設計にありました。ワークショップの意見では不要派の方が多い印象でしたが、私は

こういう徒歩圏の中に中心となる広場があることはとても重要だと思っていて、すべては活かし方なんだと思います。

 

ドイツやスウェーデン(過去4回訪問)他ヨーロッパの街には必ず中心部に教会がありそこから同心円状に庁舎やお店やオフィスが広がります。もちろん住居もです。この中心の役割が新庁舎で、その中の市民広場は無くてはならないスペースです。逆にコレ無しでは先々何も出来ません。

 

たまごVSにわとりの話しですが、人が来ないから活性化しないのか?街に魅力が無いから人が来ないのか?永遠に尽きる事の無い議論だと思いますが、今の時代・これからの時代は「にわとり」を出さないとたまごは出て来ません。つまり、カーフリーにして魅力ある店がまずスタンバイしていないと人は来ません。

 

しかし、カーフリーにして人が来れば、今度はそこに店が増えて人が増えます。さらに店、人となるでしょう。ご近所の『プレミアムアウトレット』がその好例の典型です。

最初は鳴り物入りで来てそれなりに人も来ましたが、私を含め地元ではブームが去れば、撤退かな?と予想されていましたが、ナンノナンノ!そのあと第2拡張、更に第3拡張と次々に店を増やしたところあれよあれよという間に大人気アウトレットとなりました。

 

まさに、にわとりを先にじゃんじゃん出した好例そのものです。

 

「いや、あれは有名ブランドだから人を呼びやすい。佐野駅前とは違う」。その通りです。

何も、そんな所と張り合っても勝てないしそれこそ、差別化できません。佐野には佐野の良い所があるんです。街中でしか出来ないこと。手作りでしか出来ない商品。地元でしか食べられない食事。出せば枚挙にいとまがありません。全国、全世界にある商品より、佐野でしか、街中でしか見つけることができないモノの方が魅力あると思いませんか?自分で歩いてそれを探し出せた時、嬉しくありませんか?

 

確かに理想論で机上論かもしれません。でも、現にドイツやヨーロッパの国々ではちゃんと根付いて成功して持続可能な循環になっているのです。何も誰もやったことの無いノーベル賞ものの実証検証をやるわけでは無いのです。やる気さえあればそんなに難しい話しではありませんよね。

 

長々と脱線しましたが、要は私はいいたいことはこの2点!

 

①新庁舎を当初設計案(環境面)通りに建築する

②街中をカーフリーにする

 

これで、佐野の未来はワクワクすることだらけです!!