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2012/12/2 唐沢山親子ハイキング~唐沢山神社とアカマツ林の散策~ 【報告】

唐沢山頂上神社前に集合
唐沢山頂上神社前に集合

9時。唐沢山頂上にある神社前に集合しました。
紅葉が真っ盛り。
講師紹介と本日の日程説明の後にストレッチ体操を行いました。
参加した子供たちは元気いっぱい。
私を含めて親御さんはケガをしないように慎重に体を動かします。 

頂上神社前になるアカマツの幹についている管はなーに?
頂上神社前になるアカマツの幹についている管はなーに?

最初の観察は唐沢山神社境内にある大きなアカマツ。

問題1:このアカマツには塩ビのホースが下から林冠までつながっ
ています。
これはなんのためにあるものなのかな?

この後、追々分かってきますよ。

ヒント1:唐沢山はかつてアカマツが多く茂っていて、マツタケ狩りも行われていました。

     今も頂上駐車場横ではマツタケ料理が名物です。 

神社内にあるシラカシの大木
神社内にあるシラカシの大木

唐沢山神社境内裏は鬱蒼とした森林。アカマツ・スギや広葉樹(シラカシ)等の大木があります。こういった林のことを社叢林とか神社林と呼ばれています。
神様や仏様がいらっしゃるところでは森林をきちんと保護してきたんだね。

シラカシ(ドングリを付ける常緑広葉樹)の下に木彫りのお
地蔵様がありました。
誰かの思いが込められているのかもしれません。

唐沢山にはドングリを付ける樹木でシラカシの他アラカシ(常緑)、落葉樹のクヌギ・コナラ等もあるよ。ドングリや葉っぱを拾って比べてみよう。

先の問題のヒント2:
かつてアカマツが沢山あった唐沢山では近年、常緑広葉樹でドングリを付けるシラカシ・アラカシ等が多くなってきています。 

関東ふれあいの道沿い
関東ふれあいの道沿い

お父さん・お母さんは昔ここにあった唐沢自然の家で宿泊学習をしたんだね。

今は取り壊されてしまったけど、その跡地をみなさん見て「こんなに狭い土地だったかなー」との感想。キャンプ場はまだ残っているけど、最近は使っているのかな??

周りの樹木は素晴らしい紅葉でした。
紅葉には「紅」と「黄」がある。「もみじ」と俗に言われている樹木は主にカエデの仲間だよ。
「黄葉」の代表格はイチョウ。でも同じ木でも種でも場所によって色の違いがあるね。

道沿いにはサザンカやヤブツバキ等冬に花を咲かせる木があるね
。ドングリの成るアラカシ(常緑樹)もありました。シラカシと比べてみよう。

東京農工大学FM内に入る関東ふれあいの道
東京農工大学FM内に入る関東ふれあいの道

「関東ふれあいの道」東京農工大学唐沢FM(フィールドミュージアム)の敷地内も通っている。

丁度協会にある東京農工大学の看板に「マツガレの原因について」の解説がありますね。

昔、このあたりの尾根筋の道沿いには綺麗なアカマツ林があった。でも最近は多くのアカマツが枯れ出している。
その原因はね
 看板にあるように「マツノザイセンチュウ」という生き物がマツノマダラカミキリという虫に寄生をしていて、そのカミキリムシは主に松の木の中の虫を食べている。木に穴を開けるとき、カミキリムシの体から「マツノザイセンチュウ」という線虫(昆虫ではないよ)が松の木の中に入ってしまい。松を枯らしてしまうんだ。

尾根筋に僅かに残るアカマツ
尾根筋に僅かに残るアカマツ

マツ枯れを防ぐために、お父さんが子供の頃はヘリコプターや飛行機で「マツノマダラカミキリ」を殺すために農薬を散布していたんだ。でも他の虫も一緒に殺してしまったり、人にも影響を与えるので最近はやっていないんだよ。

問題の答え
農薬を散布しないとますますアカマツは枯れてしまう。そこで神社にある神聖な大きなアカマツ等に対しては、ホースをつけて定期的に農薬をスプリンクラーのようにして散布しているんだよ(注射をする場合もあるんだ)。 

枯れてしまった松はなるべく早く伐採して薬剤をふりかけてビニールシートにくるんで林内に置いているんだよ。

ここには僅かに残ったアカマツがあるね。
それと最近は人が山に入らなくなって、山の整備をしなくなったんだ。元々アカマツ(マツタケ)は、人が整備した松林に生えるんだけど。人が入らなくなって、常緑のドングリをつけるシラカシやアラカシが多くなって松に置き換わってしまっているんだよ。気候が暖かくなったという原因も言われている。

実は綺麗なアカマツ林を残すためにもっとも重要なのは人が山に入って適度にアカマツを利用してやることが必要なんだよ。 

見晴台で休憩
見晴台で休憩

見晴台で休憩。
といっても東側にはヒノキの林があって見晴らしがよくないね。

ここに来る前に100年以上たったヒノキの綺麗な林があったね。

ヒノキとスギはどうちがうんだろうか?

とりあえず、持ってきたおやつを食べよう。

「2000年の森」
「2000年の森」

東京農工大学フィールドミュージアムの中にある「2000年の森」地元市民によって整備されているんだよ。

どうでしたか?
 
根本的な理由はなんといっても日本人が山に入らなくなったこと。山に入って整備していたからこそ綺麗な松も残るし、松茸も生える。山に人が入るには山の資源をもっと日本人が利用することが最も大事なんだよ。

 ほっておくことが自然ではないんだよ。森林も植物もそこに生きている様々な生物も生きていて動いているんだ。

 今日は参加していただいてありがとう。
 ゴミはそんなに多くなかったけど、ゴミ拾いしながらのハイキング。来年もやるかもしれないので、参加してくださいね。
 (文責:自然かかりちょう 谷 雅人)